平成25年度 水戸市立上中妻小学校卒業式 PTA会長祝辞

2014/03/20 9:00 PM
 

PTA会長として最後の卒業式に出席し、祝辞を述べてきました。

あいにくの雨でしたが、この学年、入学式も大雨だったそうで、忘れられない思い出になったのではないかと思います。

小学校の6年間は、あっという間ですが、幼児から青年になる一番成長する時期であり、家族のみなさんの感激もひとしおだったのではないかと思います。卒業生の前途を祝します。

少し長くなってしまいましたが、以下に全文を掲載します。

来賓祝辞

 平成25年度、第67回卒業式にあたり、来賓を代表いたしまして、お祝いを申し上げます。

 上中妻小学校卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 6年間の小学校生活の中で、あなたは、立派な先生や、たくさんのお友達と出会うことができましたね。

 一生懸命勉強して、本もたくさん読めるようになり、難しい計算もできるようになりました。

 友達と遊びながら、仲間の大切さやルールを守ることの大切さを憶えてきました。

 数えきれないくらい楽しい思い出があることでしょう。

 また、楽しいことばかりではなく、叱られたこと、喧嘩したこと、辛いこと、悲しいこともあったでしょう。

 幼かったあなたが成長する中で、家族とのすれ違いもあったかも知れません。

 でも、そうした経験のすべてが、今のあなたの生きる力として蓄えられています。

 中学校に入ると、いろいろな楽しいことが始まります。友達も増え、行動範囲が広がります。部活動も始まりますし、勉強の面でも新しい世界が広がります。学校にも毎日自転車で通うことになります。

 今まで経験したことのないことが、次々とやってくることでしょう。

 遠慮せず、価値があると思ったことにチャレンジして、充実した中学校生活をスタートしてほしいと思っています。  

 そこで本日、あなたへのお祝いの言葉として、お伝えしたいことが三つあります。  

 「夢中になれることを見つけよう」

 「仲間を見つけよう」

 「いつでも楽しみを見つけよう」

 ということです。   

「夢中になれることを見つけよう」

 何かに夢中になると、自然と、自分自身で決断する機会が増えてきます。決断するということは、そのことに責任を持つということです。お父さんお母さんも、あなたの決断を大切にしてくれると思います。

 また、学校というのは、失敗が許される場所だということを忘れないで下さい。たとえ自分の決断が間違っていたとしても、それは、他人に選んでもらったことではない分、貴重な判断材料になります。その積み重ねが、自信へとつながっていきます。

「仲間を見つけよう」

 新しいことへの挑戦には、苦労がつきものです。

 何かに習熟して一流になるには、一万時間程度の練習、積み上げが必要だ、といいます。  一万時間というと、一日8時間として、およそ3年半です。

 これはプロの世界、仕事の世界の話ですから、ちょっとオーバーな数字ですが、お父さんお母さんには実感のある話ではないかと思います。

 一万時間といえば、Dreams Come Trueというグループが、「何度でも」という曲を歌っていました。お母さんの方が詳しいかも知れません。

 この曲の有名なフレーズに、

何度でも何度でも何度でも 立ち上がり呼ぶよ

きみの名前 声がかれるまで

悔しくて苦しくて がんばっても どうしようもない時も

きみを思い出すよ

一万回だめで へとへとになっても

一万一回目は 何か 変わるかもしれない

というものがあります。

 この曲の本質は、「一万回だめでも、もう一度がんばれ」ということはともかく、困難な時に呼ぶ「きみ」という存在が大切なのだということだと思います。何度も繰り返すことで先に進むことと、やり方を変えなければ先に進まないことがありますね。ですから、「一万回」は、時には「一万通り」と読んでもいいと思います。

 スポーツでも勉強でも、努力して、考えて、壁を乗り越えたり崩したり避けたりする中で、どうしても前に進むのが辛くなることがあるかも知れません。そんな時に、仲間の存在は本当に力になります。競い合い、ともに刺激し合える存在を、ぜひ見つけて下さい。

 また、これからは、自分の思いや考えを相手に理解してもらうこと、相手の思いや考えを理解しようとすることが大切になってきます。

 あなたを理解してくれている家族や友達がいることが、心を落ち着かせ、前に進む力になります。

 誰かを理解しようとすることは、信じられる深い人間関係を築く第一歩です。

 そして、前向きにプレッシャーに立ち向かう時に、自分が必要なものが何なのか、知っておくことが大切です。そのために、日頃から心がけておきたいこと、それが、

「いつでも楽しみを見つけよう」

ということです。

 普段から、面白いこと、美しいことを探してみましょう。そして、どうしてこうなっているんだろう、どうすればもっと良くなるだろう、ということを考えるようにしてみましょう。

 そして、そのうちのとっておきを、友達や家族に伝えてみましょう。

 これが習慣になっていると、思いもよらぬところに突破口を見つけることができます。いつでもどこでもできます。ぜひ、感覚を研ぎすませていて下さい。

 わたしは、今日、こうして立派になったあなた方の姿を見て、きっと、新しい生活に、力強い一歩を踏み出すことができると確信しています。

 「夢中になれることを見つけよう」

 「仲間を見つけよう」

 「いつでも楽しみを見つけよう」

 この三つの「見つける力」を、どうか養っていって下さい。

 今日まで、愛情深く育んできました保護者の皆様、本当に、おめでとうございます。入学した頃の面影を残しつつも、美しく、たくましく、成長したお子さんの姿を、誇らしく感じられていることと思います。

 また、長い間PTA活動にご理解くださり、ご協力してくださいましたこと、誠に感謝申し上げます。

 地域の皆様、上中妻小学校の児童を見守って下さり、ありがとうございます。今後とも、子ども達の成長を見守って下されば幸いです。

 今日の門出を、こころより祝福いたします。

平成26年3月20日 上中妻小学校PTA会長 山本修司

(2014/03/14 祝辞原稿にスピーチに近づけて加筆)



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